タイムカプセル

お気に入りの淡いブルーのスケジュール帳を開く。3週間ごとの月曜日、那須くんのブログの更新日に書いた小さなナスのマークを見て、また頑張ろうと思う。こんな日々が、いつまでも続けばいいな。



今日で那須くんを応援し始めてから一年が経ちました!
厳密にいうと那須くんのことを気になりはじめたのは2年ほど前で、それからの1年も那須くんがいる現場に足を運んだりグッズも買ったりしてたけど、なぜか"担当"と呼ぶ勇気がなかったあの頃。

それでも1年前の今日、どきどきしながら初めて那須くんに会いに行った。やさしい大好きなフォロワーが譲ってくれたチケットを持って、他の誰かじゃなく、あの夏の那須くんを目当てにコンサートに行った。
初めてのEXシアター。真夏のぎらぎらした日差しが照りつける屋上。階段を駆け下りて入るぎゅうぎゅうの狭い会場。ペンライトが光る眩しい景色。
私はそこで、握りしめた青い光をただ一人にだけ向けていた。

今まで目を逸らしてきた好きという気持ちを見つめ直した日。
昨年の今日のこと、今でも覚えてるし、これからもきっとずっと忘れない。忘れたくない。綺麗な箱に綿毛を詰めて大切に大切に保管しておきたいような思い出。



那須くんの好きなところは?なんて聞かれたら、すごくすごく困る。問答無用でかっこいいお顔、努力家なところ。成長し続ける歌とダンス、ステージに立ったときの圧倒的なオーラ。かわいいところ。やさしいところ。全部全部大切で大好きだけど、一つ決めるとしたら?って言われたら、「性格や考え方」って答えるかもしれない。

私はアイドルの那須くんしか知らなくて、それも私のフィルターを通して見た私にとっての那須くんでしかない。それはわかっているけど、言葉の端々や行動から滲む那須くんらしいところが好き。
例えばバレンタインの時期に出た雑誌で、 『大切な人ができたら日ごろの感謝をスイーツで伝えるのって、すごく素敵だなって思うよ』 と言っていたこと。彼女でもなく恋人でもなく、大切な人。読んだとき、那須くんのこの言葉の切り取り方、選び方があまりにも好きすぎてちょっと泣いた。
あーもう、テキストの好きなところなんて挙げ始めたらキリがない。好きな子からどんな香りがしたら嬉しい?という質問に 『お花の香りがいい。詳しい種類はわかんないけど』 と、女性が好んで香水をつけることをわかった(わかってなくてもどちらにせよ天才)うえで、具体的すぎない回答をしたこと。初めて単独で表紙を飾った雑誌では、10代代表の公約として 『いろんな価値観を持っている人たちと、お互いに認め合える社会にする』と約束してくれた。 ほんと個人的な話だけど、ある面でマイノリティ側に立つ私にとってこの公約はすごくすごく嬉しかった。那須くんがいてくれる未来は明るいなあって思った。
それ以外にも、ブログで映画をおすすめしたあとに 『お仕事を頑張っているあなた、勉強を頑張っているあなた、"何か"を頑張っているみんなに』 って、誰も取り残さないよう書いてくれたこと。ベストショットJr.で、 『人生の目標はただ一つ。アイドルの頂点を極めることです。他の夢はありません。』と言い切ったこと。
気遣いの鬼で、いつも「人生何回め?」みたいな発言をして、それでいて素直で彼にしかないような考え そして清く正しく美しい覚悟を持っている那須くん。あー大好きだなーって、どんな時も思う。


このブログを書くにあたって、この一年の思い出とか、自分の心境の変化とか思い返して、書きたいことはたくさんあった。だけどどんなことを書いていても結局、「那須くんが好き!那須くんみたいになりたいです!」って結論に至る。だって憧れの人だし、好きな人だし。

そう、那須くんは私の好きな人。いわゆるガチ恋ってわからない人にはわからないだろうし、というか私も那須くんを好きになるまではぼんやりしたイメージしかなかった。ところがどっこい好きになったらもう毎日が楽しい。どんなに遠い存在でも、本気で、人として好きになることがあるんだなぁ(みつを?)って初めて知った。
たまに那須くんの凄すぎる努力を目の当たりにして自分のダメダメさに打ちひしがれて泣くこともあるけど、それでも私の背中を押して、一緒に頑張ろう!と鼓舞してくれるのはいつも那須くんだった。

大袈裟だとか宗教だとかそんなの恋じゃないとか思われるかもしれないけど、そう思われるなら別にそれでもいいかなと思う。前述したように私はアイドルとしての那須くんしか知らないし、フィルターを通して見てることも自覚してる。
だからほんとうの那須くんが私の思い描くような理想からズレていたとしても、それはそれで那須くんのことをまた違うふうに好きになるだけだろう。私の知らない那須くんに何度でも出会いたいし、何度でも好きになりたい。勝手にそんなことを願っては、毎日好きを募らせている。


那須くんはファンとの向き合い方が上手で、距離感が心地良くて、いつでも「お互い支え合おう」という姿勢でいてくれる。だから那須くんと那須担の関係が好きで、その中にいられていることも嬉しい。
自粛期間にジャニーズJr.がファンに宛ててお手紙を書いてくれて、もうその心だけでも嬉しかったのに。那須くんのお手紙の、文章を構成する言葉ひとつひとつがめちゃくちゃ丁寧で那須くんらしくて。 『僕の誕生日を祝ってくれる、初めてのバラエティ出演、初めてのドラマのお仕事をまるで自分のことのように喜んでくれる』『僕があなたの力にならなきゃなのに、いつも、いつも僕が助けられています(笑)。本当にありがとう。僕が僕であり続けて、スーパーキラキラアイドルになって、もっともっと活躍することが 僕の役目だと思っています。』ブログと同じように段落のあたまが一マス空いているところも那須くんらしい。すこし角ばった、丁寧な字で書かれたお手紙を読んでまたぽろぽろと涙が出た。
そっくりそのままお返ししたい言葉ばかりが書かれた、愛の詰まった那須くんのお手紙。こんな状況だけど、このお手紙は一生の思い出に残るな、那須担でいられてよかったなとまた宝物みたいな気持ちを胸に刻んだ。


私よりも年下で住んでるところも違って、那須くんがアイドルになってくれなければ出会うことはなかっただろう。だからアイドルとファンという関係性に感謝している。でも歯痒い時もある。つらいときはそばにいてあげたいし、いくらでも話を聞いてあげたい。だって好きな人だから。いつでも味方だよって直接伝えられる関係だったらどんなにいいんだろう…そんなこと考えて、また私ってやつは…ってへこむこともあるんだけど。

だけどなんだか、なんだかわからないけど “ 那須くんと那須担 ” という特別な関係性!(きらきら) みたいなものが私には見えてて、それがなんだか嬉しくて。前述したお手紙の内容もそうだし…そうだなあ、ブログがいちばんわかりやすいかもしれない。美担、そしてたくさんの那須くんのファンが読むブログ。最初は敬語のちょっぴり堅い文章で書かれていたブログがだんだんほぐれて お仕事以外にも日常のこと、学校のこと、お友達のこと、好きな音楽や映画のことを書いてくれるようになって。「みんなは元気?」「また明日から頑張ろうね!」って、読んでる私たちのことを想像しながら書いてくれてるのかな?って思えるような、那須くんの優しさがより伝わる文章になって。
どんどんほどけて柔らかくなっていく文章が、伝えてくれる内容の親密さが、私たちに歩み寄ってくれているように(勝手に)感じる。

私が思うに、那須担(をはじめ美担)ってすごくすごく優しくて知的で担タレ日本代表?って思うくらい素敵な人が多くて。もし私が那須くん以外の人にガチ恋してたら、いわゆる"同担拒否"みたいになってたのかもなあってちょっと想像もする。(もちろん同担拒否を悪いこととは思っていません!人には人のガチ恋。)

那須担をはじめ美担のみなさんと、美 少年かわいい!那須くんかっこいい!天才!!って一緒に騒ぐのも楽しくて、こんな素敵な人たちに出会えたのも那須くんがいてくれたからだよなぁってしみじみ思う。
だからただのオタクとして恋してても、毎日楽しくいられる。自担として、アイドルとして応援しながらも、恋をしている。結局那須くんのおかげってことです。もう全部これ!(そうだね!)





ここまでいっぱい好き好き!と書いてきたんですが、それでもやっぱり不安になることはあって。
かつて応援していた自担が、グループを抜けて事務所を辞めて、今は一人(でもありほかの仲間とも)で活動している。正直なところ、アイドルじゃなくなった彼を見ると切なくなるし、彼が元いたグループを見てもどうしてもやるせない気持ちになる。どちらも応援はしているけどそれでもやっぱり、あのグループの中で、彼が笑っている未来を願っていた。

だから知っている。彼が言っていたように、"この世に永遠なんてない"。痛いほど思い知らされた、この現実。どんなことにもいつか終わりがくる。
私もいつか那須くんを好きじゃなくなるかもしれないし、応援しなくなる日が来るかもしれない。那須くんが違う道を選ぶ日が来るかもしれない。それはいろんな要因が重なったり、仕方ないことで、もうどうしようもない。



だけど、現時点。
今を生きる私の思い描く未来には、いつも那須くんがいる。そして那須くんもアイドルとして生きる未来の話をたくさんしてくれる。

この一年間、毎日那須くんのことを考えた。どんなことをしていても頭の片隅には那須くんがいて、時折想いを馳せては会いたいなあと思ったり、元気かなあと心配になったりもした。そうやって考える時間も今や当たり前になってきて、私にとっての"日常"になった。その事実がとてもとても嬉しい。
どんなにつらいとき、悲しいときも那須くんという存在を支えにして私は勝手に強くなれたし、幸せな気持ちになれて、また背筋伸ばしてがんばろうと思えた。那須くんが語る未来の話、将来こんなふうになりたい、あんなことがやりたいって貪欲に話してくれることが希望そのものだった。
ああ、ずっとずっと応援していたいなって、また泣きそうになりながら那須くんのあたたかな言葉をなぞって、こんな日々がこれからも続いてほしいと祈る。



やっと一年、のような、もう一年、のような。
予定の詰まったスケジュール帳。美 少年のドラマの放送日も、雑誌の発売日も、月曜日のナスのマークも 全部ちゃんと書いてあるよ。
那須くんとメンバーが一緒に笑っていられて、6人が夢を叶えるために歩んでいく毎日。こんな日々がずっと、ずっとずっと続きますように。

そして私自身の那須くんへの、大切で大事で宝物みたいなこの気持ちも、ずっと続くといいな。





あー、18歳の夏、少しでも一緒に過ごしたかったよ〜…と愚かにも考えちゃう。でも会えなくても那須くんは那須くんでいてくれて、夢を叶えるための道を歩んでる。だから私もがんばろう。

那須雄登くん。どうかこれからもよろしくお願いします。だいすきです!わたしより。


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昨年のサマステ本当にたのしかった!!サマパラも、ドラマもたのしみにがんばるぞー!!