光のよすが

(いつものことだけど暗いです、本当にお誕生日に更新するブログなの!?)(すみません)

那須くんの20歳のお誕生日、とってもとってもおめでたくてなるべく綺麗な言葉を贈りたいのにどうも言葉が詰まって出てこなくて。あれ、おかしいな。こんなはずじゃないのに。


思えばちょうど少年たちが終わったころ、び〜の怒涛のお仕事ラッシュが落ち着いた反動からなのか自分が仕事に慣れてきたからなのか体調をどっと崩して初めて会社を早退した。そこから年末にかけて時間も心も余裕がなくて、気づけば那須くんのことをぜんぜん追えなくなっていた。
変わらず好きなつもりだけど、あんなにいつも雑誌の発売や出演するテレビを楽しみにして毎日頑張ってたのにな、あのころと同じくらい好きでいられてないのかな、と悲しくなった。こんなふうに、知らない間に通り過ぎていくように、終わってしまうのかななんてこの感情の行き先のことまで考えていた。






あっという間に年末年始のお休みが終わって、仕事が始まって。これからまた毎日5時起きか〜…なんて考えながら身支度を整えて外に出る。
まだ薄暗い寒い朝の、つめたく澄んだ、落ち着く空気。この感じ、なんだか知っている気がする。
イヤホンをはめて自分の世界に閉じこもって、シャッフルで音楽を流せば、教えてもらわなければきっと知ろうともしなかった音が鳴る。


はっとした。
那須くんの、つめたいのにおだやかで澄んでいて、ほっとするような空気を纏っているところが好きだと思っていたこと。
憂鬱な通勤電車の中でイヤホンをはめれば、那須くんが好きだと言っていた音楽が私を守ってくれたこと。ひっそりとした、私だけの安らぎの時間。



ちゃんと考えてみればすぐにわかるのに。自分でも知らなかった。私は那須くんがくれたものを抱きかかえて、想って、暮らしてきた。

通っているネイルサロンのお姉さんに「やっぱり青がいちばん似合いますね」と言われて、すごくすごく嬉しかったこと。青は特別な色だから。
本棚でひときわ光る、那須くんが教えてくれた小説。時折読み返しては心を落ち着ける存在になった。
知らないうちに身についた、背筋を伸ばす癖。何度も見つめたあのぴんと張った背中を、どうして思い出さなかったんだろう。


変わったけれど、変わらない。想うかたちが変わっても、たとえ思い出さなくても、必死に追いかけなくても、那須くんがくれたものが降り積もって日常に溶けこんでいた。
当たり前すぎて、そんなことに気づきもしなかった。





一度ふたを開ければ弾けて溢れて止まらない。
夏、ステージの光を目一杯浴びて光ってる那須くんを見て、好きな小説のある場面を思い出していたんだっけ。

応援している俳優がいる主人公に対して"この歳になって芸能人を追っかけるのは擬似恋愛的な感じなのか"と嫌味な言葉をかけた人に、主人公が「疑似恋愛とかそういうんじゃなくて」「星みたいなものなんですよね」と返す。ああこれが答えだなと思ったんだ。
そして、那須くんが言った言葉を思い出さずにはいられなかった。

「美 少年として描く未来は…巨大な光になること。一番眩しくて、永遠に光る星みたいに。」




那須くんは、私にとって星みたいなものなのだ。どこにいるのかわからなくても、雲でかすんで見えなくても、何光年も先、遠くで光ってる存在。一番眩しくて、永遠に光る星。

どれだけ遠い場所にいても、見失ってしまっても、いつか本当に追いかけなくなる日が来ても。
私の知らないところで、ずっときらきらと光っているんだろう。誰かの希望を、未来を、照らし続けているんだろう。









「人生の目標はただ一つ。アイドルの頂点を極めることです。他の夢はありません」
そう言い切った那須くんの夢がぜんぶ、本当にぜんぶ!ひとつも余すことなく叶いますように。

「幕があいた瞬間は…うれしいとか楽しいよりも『あったかいな』って感覚で幸せでした」
久しぶりに会えたことを、涙が出るくらいやさしくってあったかい言葉で私たちに伝えてくれる那須くんが、陽のあたる場所にいられますように。

「5人の精神的な支えになりたい」「5人の笑顔を守りたい」
結成から今まで、変わらずにグループを守りつづけようと努力する那須くんが、5人を支えて、支えられて、たくさん笑わせて、笑って、箱庭みたいな大切すぎる場所を守れますように。







20歳。何かとできることも増えて、そして区切りの年齢でもあるのかな。大切な大切な10代の時間を、たくさん共有してくれてありがとう。


光がたくさん降る場所にいられますように。選択肢に溢れた人生を送れますように。





那須雄登くん、20歳のお誕生日おめでとうございます。
大好きです。